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展示風景

「酒田のお正月〜塞道の幕と飛島のエベス船〜」

酒田には新年を寿ぎ、新しい一年の健康を祈る風習が今でも残っています。
しかし最近では、そんな伝統的なお正月風景を目にする機会も少なくなりました。
そんな中、特に近年はなかなか見る機会のない、「塞道の幕」と
飛島に伝わる「エベス船」をメインに「酒田のお正月展」を開催いたしました。


展示内容
塞道の幕(4点)
塞道幕(二月正月)「塞道の幕」とは、大きな布に歴史物の合戦の図や武者絵、縁起を担ぐ吉兆絵等を染め抜いた絵幕のことです。
 この幕は、「塞道の幕見」の行事に使われていました。各地区で日程は異なるようですが、小正月行事の一つとして、今も受け継がれています。
 各町内で作られた塞道の幕は、かつては黒板塀や仮設の小屋に張られ、見物人は町々の幕を見に歩いたものでした。このような風習は全国的にとても珍しいもので、現在は酒田など一部地域でのみ見られます。

「二月正月」嘉永5年(1852年)下台町(現在の日吉町)
「—酒井侯御安堵祝宴−」江戸時代後期(天保末期)
下内町(現在の上本町、一番町、二番町)
「大江山鬼退治」安政4年(1857年)山椒小路(現在の本町)
「大江山鬼退治」安政6年(1859年)山椒小路(現在の本町)
飛島のエベス船(一式) 
エベス船山形県唯一の離島、酒田市「飛島」では、新しい船を造ると、船大工たちは、必ず木で小さな船の模型を作り、この船を「エベス船」と呼んだ。
 正月になると、これにイカやタコ、魚や網などをかたどった白紙を付けて、十一日の船玉様(海の民が、海の安全を願う神)の日の朝に飾りました。船中安全や大漁を祈願した行事でしたが、現在ではエベス船を飾る家は、ほとんどないそうです。

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